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> コミティア80(5/5)
http://www.comitia.co.jp/
行ってきました。
長らくビッグサイト1ホール開催(直参サークル数約1700)が続いていましたが、今回はついに2ホール開催(直参サークル数2627)。コミケ(直参サークル数35000)と比べると当然小さいけど、創作オンリーの同人誌イベントとしては最大規模かと。
今回は初の2ホール開催ということで、サークル数が増えただけでなく、場内の企画も盛りだくさんで、お祭り的な雰囲気でした。

■「モーニング」「アフタヌーン」「イブニング」祭
3誌合同イベント。A.オリゼーがビッグサイトをかもし中。
アニメ化決定みたいですね。<もやしもん
コミティア80(5/5)_c0039704_2245118.jpg

■出張マンガ&ノベルス編集部
今回も多くの編集部が持込に対応していました。どこも順番待ちができるくらい盛況。アフタヌーン編集部も3~4人で見てましたがT田さんは居ませんでした。

■「米沢嘉博を語る」公開トークライブ
2部構成。
マンガ評論家としての米沢嘉博を語る第1部(呉智英、藤本由香里、みなもと太郎、村上知彦)と、サブカルチャー評論家としての米沢嘉博を語る第2部(唐沢俊一、浅川満寛、野口ひろ子、伊藤靖、米澤英子)。
以下、印象深かった発言だけちょっとまとめ。
・日本で一番マンガを読んでいた人。
・マンガについて訊ねると古今東西どのジャンルのマンガ家・作品でも返ってくる(記憶力がずば抜けていた)。
・評論ではあまり敵を作らないタイプ。
・著作を読むと一見平坦な内容に見えるが、個々についても十分語れるレベルであった。
・先鋭な主張を押さえているが、本人の情熱・熱量は高い人だった。
・あのちょっと困ったような笑顔は「このバカにどう言えば伝わるか?」と考えていたのかも。
・晩年は表現の規制や著作権の問題に取り組んでいた。
・貸本などの復刻を出版社に働きかけ、それを説得できる貴重な人材でもあった。
・アックスで連載していた「戦後エロまんが史」は最後の1~2章を残し絶筆。単行本化予定。

米沢さんというとどうしてもコミケット準備会の代表という印象が強かったのですが、このイベントで評論家としての米沢さんの業績に触れて、改めてその損失の大きさに気づかされた思いです。
by turkai | 2007-05-06 02:25 | マンガ

同人サークル「ロイたー共同」で、マンガ研究同人誌「とり扱説明書」を発行していますが、このブログは自分を中心に半径5m以内に向けて発信している雑記なので、最新情報とかは期待しないでください。
by turkai
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