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> 秋葉原エンタまつり2007(10/27)
秋葉原エンタまつり2007に行ってきました。
http://www.entama.com/index.html
主な目的はUDX4階で開催されている「MANGAフェスティバル」内のセミナー「創作活動と著作権 -引用、パロディ、保護期間」。講師は井上伸一郎と竹熊健太郎、弁護士の福井健策。
時間が足りなくて内容は駆け足でしたが、著作権法の基礎から、実際の現場での運用、今後の動向まで、特に角川書店社長・井上伸一郎の発言は非常に興味深かったです。
ここでワタシがいろいろ言うには、あまりに勉強不足ですが、簡単に感想だけ書きます。
かつてコミケ準備会が主催したシンポジウムで、とり・みきはこのように発言しました。
「元ネタがバレたら困るのが盗作で、元ネタが判らないと困るのがパロディ」
これはパロディを生み出す側を立場から、端的にかつ分かり易く表した言葉だと思いますが、
著作権者からみて、最低限遵守すべき点は、
1.表現を大きく変容していること。
2.市場でオリジナルの利益を喰わないこと。
この2点だと思う。これは仏米の著作権法で認められているパロディを許す条件だが、日本の著作権法は裁判の判例でいうとパロディそのものが認められていないと言って過言でない(判例も非常に少ないが)。これは現場や読者にニーズからかけはなれた判定で、明らかに無知・怠慢だと思う。
著作権法は親告罪なので、権利者から訴えられないかぎり有罪にはならず、実際に日本においてはほとんどが現場の経験則に基づく判断で、どこまで許されるか判断され運用されている。
今回のセミナーで福井弁護士は「今まで法律(ハード)と現場(ソフト)は完全な主従関係であったが、今後はハードがソフトの意見に歩み寄る必要があるかもしれない」というような意見で閉めていた。確かに現行法下では、パロディを容認すらしていないので、少しでも改善して、いつまでも現場に薄氷を踏ませる思いを強いてほしくないのだが、どうも最近は保護期間の延長や非親告化を検討されたりして逆の流れになってるよな気がしてならない。

同会場のイベントルームでは「MANGAフェスティバル」として、マンガ雑誌の創刊年表、フィギュアやグッズの展示、海外に輸出されたマンガの閲覧、電子コミック体験などが行われていました。

秋葉原エンタまつり2007(10/27)_c0039704_6135847.jpg各国に輸出された日本マンガ
読み放題です

秋葉原エンタまつり2007(10/27)_c0039704_6141991.jpgドラえもんエコカー

秋葉原エンタまつり2007(10/27)_c0039704_6143477.jpgナンバーが取れてるってことは公道も走れる!?

秋葉原エンタまつり2007(10/27)_c0039704_6144714.jpg涼宮ハルヒ等身大(?)フィギュア

秋葉原エンタまつり2007(10/27)_c0039704_615297.jpg「PSP版には興味ありません!」


また、秋葉原エンタまつりの会場内で、第2回声優アワードの一般投票もやってたので、とりあえずこんな感じで投票しきました。洋画吹替やベテランから選んでもいいんだけど、なんとなく空気を読んでテレビアニメの若手から選んでみた。
…と言いつつ、ひとり大ベテランを混ぜてみたが。
http://www.seiyuawards.jp/voice.html
主演男優賞=中村悠一(阿部隆也)
主演女優賞=釘宮理恵(三千院ナギ)
サブキャラ賞男優部門=若本規夫(アナゴ)
サブキャラ賞女優部門=桑島法子(宮崎都)
新人賞男優部門=白石稔(白石みのる)
新人賞女優部門=福原香織(柊つかさ)
歌唱賞=平野綾
ベストパーソナリティー賞=神谷浩史

ついでに恒例のワンダーTシャツフェスティバルに立ち寄り、何枚か購入してきました。欲しかったゼビウスTシャツは無かったけど…
http://www.mars16.com/wonder_t/
by turkai | 2007-10-28 06:17 | マンガ

同人サークル「ロイたー共同」で、マンガ研究同人誌「とり扱説明書」を発行していますが、このブログは自分を中心に半径5m以内に向けて発信している雑記なので、最新情報とかは期待しないでください。
by turkai
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